異業種から介護職へ飛び込んだ方をクローズアップ
介護職を選んだきっかけや、現在の仕事について伺いました!
▼PROFILE
正林香澄 さん
デイサービスセンター / 1ヶ月勤務
正林さんは前職がサービス業ということで,
介護業界に入る前に抱いていた気持ちや、やりがい、職場の雰囲気などお話ししてくれました!
― 簡単に自己紹介をお願いします!
正林香澄(ショウバヤシカスミ)と申します。
前職は、ホテルや結婚式場のスタッフ手配の派遣業の傍ら、一緒に現場に入り、スタッフのサービス指導をしておりました。
― 実際に介護の現場で働いてどんな風に思いましたか?
最初は私に出来るかな?私で大丈夫かな?など、本当に不安しかなかったのですが、
いざ働き始めると先輩の方々が、本当に簡単なことから教えてくださいますし、移乗(利用者の方を移動させるような動き)に関しても支えに入ってくださり、何度も見本を見せてくださいます。
本当に少しずつですが、お仕事を覚えていくことが出来るので、働き始めたら、不安はなくなりました。
― 実際に介護の現場に入り、不安はなくなったと思いますが、
働く前に抱いていたイメージはどんなイメージですか?
介護と聞くと、どうしても3Kという言葉「きつい・汚い・危険」というイメージが浮かび「腰を壊してしまうのではないか」「排せつ介助を汚く感じてしまうのではないか」など、すごく不安なイメージがありました。
― 厳しい業界だなと思っていたけれども、実際現場に入ってみたら、
みんなが助けてくれて安心して働けたという感じですか?
はい。安心して働くことが出来ました!
― 現場に入ってみて、改めてお仕事のやりがいや魅力を教えてください!
デイサービスはお家に住まれている方が施設に来られて、約1日の半分、ほとんどの時間を施設で過ごしていただくことで、学校や第二の家のようなイメージで使われている方が多いです。
いかに快適に、楽しく過ごしていただけるかをいつも考えていますが、やはりお家から来るということで、お家に帰りたいと思われてしまう方や「まだ帰れないの?」「もう帰れないの?」「何時に帰れるの?」など、おっしゃる方もいます。
デイサービスは、お昼以降にレクリエーションといって体操やみんなでクリスマスの飾りつけを作ったり、合唱会をしたり、詩吟の方が来てくださったり、様々なイベントがあるのですが、いつも「帰りたい、帰りたい」とおっしゃっている方が楽しそうに取り組んでいただけると、本当に今日楽しく過ごしてくださったのだなぁと充実感があります。
― 充実した職場が伝わってきますね!
実際1ヶ月働いてみてこれは大変だなと思うことはありますか?
今、働いている施設は職員の方が女性ばかりで、男性職員は一人しかいらっしゃいません。
なので、大柄な方や体重80キロを超えているような方の移乗の際は、私に持ち上げることが出来るのかな?と最初は不安に思いましたが、施設にて腰を痛めないようにしようという活動があり、リフトやスライディングボードを使用しています。
体を持ち上げて降ろすのではなく、スライディングボードへ乗せてスライドさせる形で移動していただくのです。
あまり力を使わずに大柄な方、体格が違う方でも移乗することが出来る新設備が整っており、皆さん軽々とやっているのを見て、不安はなくなりました。
― 大変だなと感じる場面も、サポートする道具があるのですね。
1ヶ月働いてみて、身につけられたことはありますか?
リフトやスライディングボードは見たこともなかったので、まずはそれを使うことが出来るようになりました。
他には、お手洗いに行く時にお手伝いをさせていただくのですが、なかなか上手に「排せつをしたい」と伝えることが出来ない方もいらっしゃいます。
そういった状況に対する対応もこの1ヶ月でかなり上達してきました。
最初は触っていいのかな?触れていいのかな?という不安もあったのですが、今は「この方はどんどんズボンを上げてあげた方がいい」「この方は自分でズボンを上げられる方だ」という対応がどんどん出来るようになってきました。
― 職場の雰囲気はどんな感じですか?
職員の方は私よりも少し年上の方が沢山いらっしゃいます。
本当に和気あいあいとされていて、私が困っていると声をかけてくださり、私がどうしたらいいですか?と聞くと、すぐに答えてくださるなど、本当に優しく、一からすべて教えてくださいます。
― 人材派遣という業界で手配をされていましたが、
人材派遣の手配というお仕事と介護現場のお仕事で何か共通点や違いはありますか?
あまり意識はしていないのですが「人と話すのが上手だね」とたくさんの職員の方に言っていただけます。
利用者の方と仲良くなることも大事ですが、仲良くなりながら、やはり私よりもずっと歳上の方なので、尊敬を忘れないようにしています。
前職でも、ホテルで働いてくれているスタッフに対し、大学生の方であったとしても”尊敬は忘れない”というところが、繋がってきているのではないかなと思います。
― 人と人とのコミュニケーションをとるという技術が、今の介護業界に活かせている感じですか?
そうですね。活かせていると思います!
― これから介護分野でどんな風になっていきたいですか?
本当にこの1ヶ月は、利用者の方のお名前や特徴を覚えるのに必死な1ヶ月だったので、「この方はどうだったかな?」と考えてしまい、一歩遅れた介護になってしまいました。
そういったところをまずなくして、この方がして欲しいと思っていることをすぐ出来るようになりたいと思います。
やはり普段働いている中で、知識や勉強としての介護というものを蓄えることが、なかなか難しいと感じるので、まずは介護職員初任者研修から始め、自分の中での介護という知識を増やしていきたいなと思っています。
― これから介護業界を目指す方にアドバイスをお願いします!
最初はすごく不安だと思います。
「介護」はニュースなどでもよく聞く言葉ですし、人材不足や、大変だとよく聞くので、それが自分に出来るのかと思っている方もいらっしゃると思いますが、働いている方も利用者の方もすごく温かい方が多いので、自分のことを受け入れてくれます。
職員の方がその人にあわせて、しっかり教えてくれるので、不安に思うことはないかと思います。
毎日がすごく楽しいです!ぜひ飛び込んでみてください!
― ありがとうございました!
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